CROSS2016 まとめ
メモ
日本のIaaS裏トーク〜インフラ×ソフトウェア〜
各社のIaaSの紹介
NIFTY
- vDSを使ってる
- FWはESXi上で動くもの(仮想アプライアンス?)
- NSXを使えないか検討中
- 仮想基盤は構築の度にVMware以外も検討している
- 今のところVMwareのみ
- リージョン単位で仮想化基盤が異なっても大丈夫な設計になってる
IDCF
- CloudPlatformを使ってる
- ネットワークの対外接続は総容量660Gbps(国内最大)
- 国内9DCの合計
- kibanaで開発中のリポジトリの統計(?)を見れる模様
- オールフラッシュ
- 制限かけてないのでIOPSじゃぶじゃぶ出る
- RubyでNW機器を管理する(コンフィグいれたり)仕組みを作っている
GMO
- OpenStack
- 進化のスピードが速いから
- バグを独自で改修することもある
- 組織(だいたいコンポーネントごとにわかれている)
- ユーザインターフェース
- バックエンド
- 制御ロジック
- OpenStack
- ミドルウェア
- 物理インフラ
- ネットワーク
- 画一的なL2ネットワークを組むことが多い
- スイッチの設定はプログラムから動的に変更している
さくら
- 生のKVMを使って独自の管理基盤を作っている
- クラウドコントローラは天才プログラマがひとりで作った
CloudStackの今後
- (IDCF)買収によるインパクトはほとんどない
- CloudPlatformだとカスタマイズできない(サポートされない)
- かえってCloudStackの方が都合がいい
開発
- NIFTY
- インフラエンジニアをクラウドエンジニアと呼んでいる
- どのレイヤまで,という境界は特にない
- 各自が関わりたいところまでやる,といった感じ
- アプリケーションは別の部で作っている
- (さくら)組織がわかれていてもお互いコミュニケーションをはかる必要ある
- バッチスクリプトなどのは各々好きな言語で書いてる
- Perl,Python,GO,Ruby
- (さくら)やりたいことができたらいい
- (NIFTY)書いた人が好きな言語で書いてる
- OSSのパッチはアップストリームに上げてる?
- (GMO)OpenStackのバグ改修は上げてない
- ForkしてGitで管理している
- (さくら)QEMUのパッチあててるがアップストリームには上げてない
- (さくら)VyOSのチューニングしているが上げてない
- 自環境にあわせたカスタマイズなので汎用性がないため
- (NIFTY)VyOSのパッチは一部を除いて上げてない
- (GMO)OpenStackのバグ改修は上げてない
- インフラ(特にネットワーク機器)を制御するプログラムのテストをどうやるか
- さくら
- 本番環境でテストすることもある
- 開発環境は放っておくとどんどん壊れていく
- NIFTY
- ESXiをネストさせてる
- 物理機器は本番環境とそろえてのテストはなかなかできていない
- GMO
- 自分たちのVMだけがあるホストを本番環境に用意してテストしてる
- (NIFTY)そのVMを全ホストに順に移行させてホストを順番にテストしている
- さくら
- やっかいだった障害
- (各社)ストレージ障害
- (NIFTY)DCの電源障害
- (さくら)スイッチのバグ
- メーカーにバグを認めさせて直させるのが障害
見つけよう、Dockerと開発・運用のいい関係
- (中井さん)Dockerはコンテナ技術ではない.Dockerの目的はアプリケーションのモビリティを上げることであり,そのためにコンテナ型仮想化がちょうどよかっただけのこと.コンテナ型仮想化自体は以前からあった.
先達に聞くこれからのエンジニア像 2016
与えられた条件下でどうやってベストを尽くすか
- みんな戦略を立てて立ち回っているわけではなさそう
- むしろ環境を自分で提案していく必要がある
- 「創造性は制約を好む」
- 現状の延長ではない目標を定める
- 必然的にイノベーションが必要になる
どうやってチームを奮いたたせるか
- (伊勢さん)期日とゴールを定めて,途中は干渉しない
- 失敗したときのリカバリ案はあらかじめ考えておく
- 途中で干渉されるのが嫌だった
- 日本は立場が上の人間の言うことが正しいと捉えられる傾向にある
- それゆえ,上の人間は発言にも気をつかう必要がある
より高い視点へ
- 技術を学ぶことを楽しむ人間にさせるには
- コミュニティや勉強会を楽しんでいる姿を見せる
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